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人は成長する

午後4時になり、キッズタイムがはじまった
私はサブの神話クエストを進めていた
やっと王者クエストが終わり、いよいよ「闇に眠りし王(旧災厄)」に挑戦だ
その時レベルが高かった武道家76で参加しようと思い、サーバー1の落葉にいた

募集は少ないものの募集している人がいた

俺「武道家で参加できませんか?」

と、私が聞く

「ごめん、魔法PTなんだ」

そう、募集は100%が魔法PTなのだ
自分でPTを作っていこうと思い募集してみるが、30分叫んでも誰一人声をかけてくれなかった

あきらめて帰ろうとしたとき、見たことのあるキャラが声をかけてきた

「手伝いましょうか?」

思い出した、昔メインキャラで助けたキッズだ
以前災厄に参加したいけどHPやステが低いと言われ断られていたキッズだった
当時の僧侶HPは400くらいが一般的だったがキッズのHPは300くらいだった

俺「私はゲゲのサブです!」と言おうと思ったがやめた

俺「武道家しかできないんですがいいですか?」

「大丈夫です。勝てますよ」

キッズはそう言い放った


俺「他のメンバー集めますね」

「サポで大丈夫です。この前も楽勝でした」

私は驚いた。以前とはまるで違う。なにかこう、頼れるオーラがでていた

俺「私は初なんですが、初だとワープできないですよね?」

「どちらか1人がクリアずみなら未クリアでもワープできますよ」
「仕様が変ったのかもしれませんね」

私の無知をフォローしてくれる言葉に優しさを感じた

サポで行く事になりお互いに3人雇っていざ災厄へ

キッズは前回手伝ったときと同じ僧侶で参加
動きは見違えるほど成長していた
前衛に聖女やキラポンを配り、マホトラの衣でMP回復
私はボスを攻撃しながらキッズの動きに驚いていた

ボスを倒し「おつかれさまー」定型文が飛んできた
私は「ありがとうございました」と返しムービーを見ていた

ムービーが終わり、外に出るとキッズが待っていた

「ここはクエスト経験値が多いから上げたい職で報告するといいですよ」

このセリフはまさに私が以前キッズに言ったセリフと全く同じだった
私は口元が少しゆるみ、「ありがとう」とチャットを打った

終わり




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